2021/10/21
すぐに建てられないの!?知っておきたい制約のある土地【その①】
空き地ならどこでも家が建てられる…と思っていたら、大間違い!
実は、県に許可をもらわなければ住宅を建築できない土地があるんです。
それは、市街化調整区域。
一体、どんな手続きが必要になるのでしょうか?
詳しく解説します!
規制が厳しいけれど環境はいい!市街化調整区域
市街化調整区域とは、都市開発を抑えて豊かな自然を守ろうという目的で、住宅や商業施設の建設が制限されている地域です。原則として家は建てられませんが、一定のルールに従えば特別に県から建築の許可が下りることがあります。
そのルールというのが結構細かくて、例えば水道管の配置、雨水を流す側溝の作り方、敷地周辺のブロック設置などについて、「こうしなさい」と決められた項目がいろいろあるんです。
その条件を満たすために通常は150万円から200万円の工事費が必要になり、納期もプラス半年くらい延びることになります。
とはいえ、もともと都市化されていないエリアなので緑が多く、周辺環境は良好♪土地そのものの価格や固定資産税が安いというメリットもあります。
また住宅完成後にも行政のチェックが入るため、厳しい条件をクリアした土地に安心して住めるというのも利点でしょう☆
熊本は割と市街化調整区域が多い!?
熊本県は比較的、この市街化調整区域が多く、例えば熊本市東区や南区、今人気の菊陽町あたりには該当地域をよく見かけます。
知った上で土地を購入するのは良いとしても、手続きが必要なのを知らず、家の完成が想定していたよりも遅れてしまった!ということがあっては困ります。
土地探しから住宅のプロにお任せして、メリット・デメリットを教えてもらうのがベターですよ♪
土地に関しても、気になることがあればぜひご相談ください!