2022/07/12
高気密・高断熱の家って、デメリットはないの?〜検証その②壁内結露〜
高気密・高断熱の家をめぐって、巷でウワサされているデメリットを検証するシリーズ・第2弾!
今回は、「高気密・高断熱の住宅は壁の中に結露が起きやすいらしい」というウワサについて考えてみます。
高気密・高断熱の家に壁内結露が起きる可能性は?
壁内の結露(内部結露とも言います)は、室内の湿度を含んだ暖かい空気が壁の中に入り込み、冷たい壁の中で冷やされて水滴になってしまうことで起きます。
気密性の高い家は室内の空気を外に逃しにくい性質があるので、中に湿気がこもって余計に結露しやすくなるのでは…と考えられているようです。
もし壁内結露が生じたら…カビなどが発生する原因になり、建物の劣化や人の健康への影響など、さまざまな問題が起きる危険性もあります(>_<)
高気密の家=換気しにくい家ではない!
なぜ、こんなウワサが流れたのかと言うと、気密性が高い=換気しにくいという先入観があるからではないでしょうか?
確かに気密性の高い家には隙間が少ないので、何もしなければ空気の入れ替えができず、湿気った空気がこもりっぱなしになります。
ですが、それなら換気の精度を上げればいい!当社では高気密・高断熱住宅にはセットで第一種換気をつけることをおススメしていて、高気密・高断熱住宅の弱点である換気性能をしっかりと補強するようにしています。
また、併せて調湿効果の高い耐力壁「モイスTM」などを使えば、壁内結露をさらに防止することができます♪
※モイスTMについて詳しくはこちら(画像は公式HPのものです)
https://moiss.jp/catalog/pdf/moiss_TM_1610.pdf
このことからも、家づくりはただ高機能な設備を取り入れるだけでなく、設備同士の相性を考えることが大事だということがお分かりいただけるのではないでしょうか♪
インターネットなどを見ていて「これって本当?」と思うことがあれば、ぜひ家づくりのプロにご相談ください!