2023/01/12
打ち合わせをスムーズに進めるために〜覚えておきたい建築用語・可動棚編〜
知っているようで知らない建築用語をお教えするシリーズ・第2弾!
今回は、可動棚を造りたい時に知っておくと便利なワードをご紹介しましょう♪
可動棚には主に2種類があって、「サイドレール」と「背面ブラケット」、この2つの違いを覚えておくと便利です。
可動棚のタイプ①サイドレール
サイドレールとは、その名の通り「側面(=サイド)」に棚板を支えるレールがある可動棚のことです。
写真のように、柱や壁の側面に金物のレールが取り付けられていて、好きな高さに金具を差し込んでその上に棚板を置いて使います。
サイドレールのメリットは次の通りです。
☆両側に壁があるので物が落ちにくい
☆ホームセンターなどで金具と板を買えば簡単に棚を増設できる
☆棚の深さをある程度自由に決められる
一方、次のようなデメリットもあります。
★棚の奥に入れた物が取り出しづらい
★両側に壁を作らないと設置できない
可動棚のタイプ②背面ブラケット
背面ブラケットは、棚の背中側に取り付けた金物で棚板を支えるタイプの可動棚です。
写真のように、背面のレールにL字型の金物を差し込んで棚板を固定させます。
サイドレールタイプとは違って、棚板をビスでガッチリと金物に固定するので、次のようなメリットが得られます。
☆重たい物も置くことができる
☆側面に壁がなくても設置できる(写真の事例は壁アリですが、ナシでも設置可能です)
☆見た目がスッキリしていておしゃれ(ディスプレイ棚などによく使われます)
一方、デメリットはこちら。
★ガッチリ固定されているので取り外しが面倒
★ある程度棚板に奥行きがないと設置できない(L字の金具で支えるから)
用途に応じて使い分けよう!
ファンライフでは、サイドレールと背面ブラケット、両方を用途に応じて使い分けています。
※写真の事例では手前に背面ブラケット、奥の棚にサイドレールを採用しています♪
価格は背面ブラケットの方が少し高めですが、それほど大きくは変わらないので、置きたい物をよく考えてから決めるといいですよ☆
ぜひ参考にしてください♪