2021/12/09
北向きリビングはダメですか?
リビングは当然、南向きにつくるのが一番いいと思っていませんか?
南向きのリビングは、日当たりが良く明るいのがメリット。ですが、それ以外の方角にリビングを設けるのは絶対にNGというわけではありません。
例えば、一般的に不人気である北向きのリビングだって、工夫次第で居心地のいい空間になるんですよ♪
昔の家は南向きが必然。でも今は違うんです!
昔、日本の家の性能があまり良くなかった時代には、リビングを南向きにするのが理想的とされていました。なぜなら、一番日光が当たって暖かいから。部屋の中が寒くなるのを避けるために、太陽の熱で暖を取る必要があったのです。
ですが断熱性能が格段にアップした現代の住宅においては、暖かさを求めて南向きリビングにする必然性はありません。良い断熱材を使えば、日光に頼らなくても暖かい家は十分に造れるからです☆
また、家の北側には湿気がこもりやすく、カビが生えやすいとも言われてきましたが、これも性能の良い換気システム(熱交換型の第1種換気システム)を取り入れることで解決できます。
そう考えると、北向きにリビングを設けることのデメリットはそれほど多くはないと言えるでしょう。
北向きリビングを快適にするためのポイントは「窓」
北向きの一番の懸念点は、採光しづらく室内が暗くなりがちなところです。
そこでリビングを北側に設けたいなら、窓を大きく取ることをお勧めします!
北側は直射日光が差し込みにくい反面、一日中安定した優しい光が入ってくるので、実は作業をしたり読書をしたりするのに向いているとも言われてるんですよ♪
方角に関しては、接道の関係や風水を気にされる人もいると思いますから、ご希望を伺いつつベストな間取りをご提案します。固定観念にとらわれないで、あなたにとって居心地の良い住まいをつくっていきましょう!